シマトネリコの魅力と育て方 人気のシンボルツリーを庭に迎えるポイントとは?

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プア
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我が家の庭でも元気に育っているシマトネリコ。
家を建てた時からずっと元気です。
今回は、シマトネリコの魅力と注意点などについて書いていきます!

庭に1本植えるだけで、ぐっと雰囲気が洗練される木
それが「シマトネリコ」です。
ナチュラルな美しさと育てやすさから、新築住宅のシンボルツリーとしても人気があります。

この記事では、シマトネリコの特徴や育て方、植える際の注意点までをわかりやすくまとめました。
これから庭づくりを始める方や、シンボルツリー選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

1年を通してずっと、涼しげな葉っぱをつけていて、
手間もかからず、育てやすい庭木ですよ。

この記事はこんな人におすすめ!

  • 庭木に手間をかけすぎたくない
  • 見た目が優しい雰囲気の木が好き
  • 目隠しにもなる木を探している

シマトネリコとは?人気の理由と基本情報

シマトネリコは、モクセイ科トネリコ属の常緑高木。
原産地は沖縄や東南アジアで、暖かい気候を好みますが、関東以西の温暖な地域であれば地植えも可能です。

シマトネリコの基本情報

項目内容
学名Fraxinus griffithii
分類常緑高木
樹高5~10m(剪定で調整可能)
開花時期5~7月頃に小さな白い花を咲かせる
特徴成長が早い、葉が繊細、落葉少なめ、種がたくさん飛ぶ
植え付け時期春または秋が適期

シマトネリコの樹高は10mほどになる木ですが、
剪定をこまめにすることで、高さを抑えて育てることはできます。
私の庭のシマトネリコも、樹高2mを少し超えるくらいでキープしています。

暑さには強いですが、寒さには弱いようですので、
関東より寒い地域では育てるのに適さないかもしれないですね。

また、国内外来種として除去対象としている地域もあるようなので、少し注意が必要です。

剪定は、こまめに行う必要がありますが、
切るタイミングや切る場所(枝のどの部分を切るか)は、
あまり気にせずにバシバシ切っても結構平気です。

シマトネリコの魅力5選

1.見た目が涼しげで軽やか
   繊細な葉が風に揺れる様子は、とても爽やかです。
   密になりすぎない葉の付き方で、圧迫感もありません。

2.和洋どちらの雰囲気の庭にも合う
   ナチュラルガーデンからモダンな雰囲気のお庭まで、どんなデザインとも馴染みやすいです。

3.成長が早く目隠しにも使える
   放っておいても元気に育ち、自然な目隠しとしても活躍します。

4.常緑で冬でも緑をキープ
   落葉が少なく、落葉樹と比べて掃除の手間が減ります。
   冬にも緑の葉がついたままなので、冬の寂しい庭にも彩りを与えてくれます。

5.比較的病害虫に強い
   病気になりにくく、アブラムシなどの害虫被害も少ないです。
   (ただし夏にはカメムシなどが寄ってくる事があるので注意が必要です。)

シマトネリコの育て方

植える場所

  • 日当たりの良い場所がベストですが、半日陰でも育ちます
  • 成長がとても早いので、建物や電線などから1.5m以上離して植えるのがおすすめ

土と水やり

  • 水はけの良い土を好みます
  • 地植えなら、根付いてからはほぼ水やり不要
  • 鉢植えの場合の水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと

肥料

  • 2月〜3月頃に、緩効性肥料を株元にまくだけでOK
    (ちなみに我が家では地植えでほぼ肥料を与えていないですが元気です)
  • 肥料をあげすぎると成長しすぎて剪定が大変になるので注意!

剪定

  • 成長が早いので、年に数回剪定が必要
    (我が家では、冬以外は1~2カ月に1回くらいのペースで剪定します)
  • 切り方はあまり気にせずバシバシ切っても大丈夫

注意点

・とにかく成長が早い
   地植えにすると、1年で50cm〜1m近く伸びることも。
   2階の高さに達することもあるので、こまめな剪定が必要です。

・根っこが強い
   根張りが強く、大木になると地面を持ち上げる可能性も。
   建物や駐車スペースには近づけすぎない方が安心です。
   心配な場合は鉢植えで楽しむのが良いかも。
   (鉢植えの場合はコンパクトに楽しむことができます)

・常緑なのに冬に葉が落ちた?!
   常緑ではありますが、葉がまったく落ちないわけではありません。
   特に寒い時期はある程度葉を落とすことも珍しくありません。
   春にはまた芽吹くので、落ち葉を片付けて春を待ちましょう。

・種が飛ぶ!そして飛んだ先で芽吹く!
   梅雨頃の時期に小さな花を咲かせて、その後種ができます。
   その種は風に乗って飛んでいきます。
   そして種が飛んだ先で芽吹くのです。
   ご自分の庭だけでなく、関係ない場所で芽吹くと迷惑ですので注意が必要です。

シマトネリコに関する私のエピソード

昔、花屋で働いていた時にも、葉がかわいいので売れていた記憶があります。

我が家の庭にも、家を建ててすぐに植えましたが、
同じ頃に家を建てたご近所さん達、6~7割くらいの確率で、庭にシマトネリコがあります。
かなり人気の高い木と言えますね。

小さめの葉っぱがたくさんついて、常緑で、見た目もかわいいですし、葉っぱの隙間から漏れる木漏れ日も私は好きです。
人気があるのも納得ですね。

ただし、除去対象になっている地域もある事からもわかるように、
少し注意が必要ではあります。

何を注意するのかと言うと、種です。

梅雨頃に、小さな花を咲かせた後に種ができます。
この種がいつの間にか飛んで行き、付近のあちこちで勝手に芽吹くのです。

この対策として、我が家では花芽が付きはじめるとすべて切ってしまいます。

花は1輪ずつ咲くのではなく、1つの枝にまとまってたくさん咲きます。
緑(葉)以外の白っぽいファサファサがついていれば、それが花です。
花芽がついた枝を切ってしまえば、花は咲かずにすみます。
(花をつける枝は1本ではなく数本あります)

こまめに剪定していれば、花芽をつける枝の数も多くなく、
我が家では毎年数本の枝を切るだけで済んでいるのですが、
ご近所のあまり剪定していないであろう木を見ていると、花をつけた枝がとてもたくさんあります。
そうなると大変ですので、こまめな剪定は必須と言えます。

鉢植えで、小さく楽しむこともできますので、大きくしたくない場合は鉢植えにすると良いかもしれません。
鉢植えの方が、剪定の回数も少なくて済みますよ。

 

さて、話は変わりますが、シマトネリコはカブトムシが寄ってくる木だと聞いたことがあります。

子供が小さかった頃は、カブトムシが寄ってきたら喜ぶかも。なんて思っていましたが、
我が家のシマトネリコには、1度もカブトムシが来た事はありません。

そのかわり…カメムシが寄ってきます。
これは、本当にイヤですね。
毎年困っています。

我が家では、カメムシ対策として、
シマトネリコの根元付近に、ペパーミントの鉢植えを置いています。
ペパーミントを置くと、カメムシをあまり見なくなりますよ。

まとめ 

シマトネリコは庭に一本あると嬉しい万能樹

ナチュラルな見た目と丈夫さを兼ね備えたシマトネリコは、
「手入れはラクに、でも見栄えのする庭木が欲しい」という方にぴったりの一本です。

成長の早さやスペース・種が飛ぶ事への配慮は必要ですが、しっかり剪定すれば樹形も整いやすく管理もしやすい木です。
ぜひ、あなたの庭にも迎えてみてくださいね。

この記事を書いた人
プア

自宅の庭でガーデニングを楽しみたい!
植物が好きで、花屋で働いていた事があります。
以前は自分の庭でガーデニングを楽しんでいたのですが、数年前から「忙しい」などと言い訳をして、庭を放置した結果、完全に荒らしてしまいました。
もはや絶望する程に荒れた庭ですが、もう一度素敵な庭を作りたい!ということで、せっかくやるなら記録を残そうと思いブログを始めました。

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