
まだまだ暑くて秋の気配はあまり感じられないような気がしますが…
夜になると、秋っぽい虫の声が庭から聞こえてきます。
こんなに暑くても、ちゃんと秋に向かっているんですね!
今年の夏は、家庭菜園も庭仕事も放棄してしまっていたけど、
ぼちぼち始動したいな~と思う今日この頃です。
そんなわけで、今回は今の時期から始められる家庭菜園について書いていきます。
とはいえ、まだまだ暑くて本格的なのはちょっと…。
という事で、プランターで気軽にできて30~40日程度で収穫できる野菜・ハーブを集めました。
プランターなら場所を選ばず気軽に始める事ができます。
ぜひ一緒に、季節の変わり目をおいしく楽しみましょう♪
秋の家庭菜園にプランターがおすすめな理由
庭の一部に小さな畑を作って家庭菜園を楽しむのも、もちろん良いのですが、
今回はプランターで栽培する事を前提に書いていきます。
(もちろん、どれも畑でも育ちますよ)
まずは、なぜプランターを選んだのか?について。
土づくりが簡単

たとえ小さな畑だったとしても、やはり畑だと土を耕して肥料などを入れて…という作業が必要です。
耕すのも、表面だけではなく、植物の根が張る深さを考慮して耕す必要がありますよね。
ですが、プランターなら買ってきた野菜の土を入れちゃえばOKです。
庭の土と肥料を入れるにしても、畑を耕すよりはずいぶんラクなはずです。
プランターの大きさや数にもよりますが、畑で育てるより必要な土は少なくて済むと思われます。
秋とは言っても、まだまだ暑い日が続きますので、土づくりもサクッと終わらせたいですよね。
小さいスペースでも始められる

畑で家庭菜園を…と考えた場合、小さいものを考えたとしても、やはりある程度のスペースが必要ですよね。
そもそも庭など土のある場所が必要ですので、庭の無い家庭ではムリですし。
ですがプランターなら、庭なんてなくても楽しめちゃいます。
大きなプランターをたくさん並べて作るのも良いですし、
逆に小さなプランター1つでも始める事は可能です。
どんな家でも、ご自宅の状況に合わせてできるというのが、嬉しいポイントですね。
気温などに合わせて移動できる

まだ暑い時期は、暑すぎる場所を避けたいですし、
寒くなってきたら、日当たりの良い暖かい場所が良いですし、
時期によって栽培に最適な場所って変化すると思います。
畑だと場所は固定なので、その場所でできる対策をするしかないですが、
プランターだと簡単に場所を移動する事ができますよね。
その時の状況に合わせて移動できるというのは、
プランター栽培ならではの魅力です。
害虫が少し減る

プランターで育てた方が、畑で育てるより害虫はつきにくいです。
絶対に害虫が来ないというわけではないですが、畑と比べるとプランターの方が対策がラクです。
虫はなるべく付いてほしくないですもんね。
まだまだ害虫が活動的な時期ですので、少しでも付きにくい方が良いです。
秋から育てやすい初心者向け野菜・ハーブ
プランターでも育てられる野菜・ハーブです。
短期間で収穫できるものを中心に選びました。
・リーフレタス
丸くならないタイプのレタスで、緑や赤い葉っぱのものなどがあります。
外葉から収穫していくと、長く楽しめますよ。
・小松菜
種をパラパラ蒔くと、たくさんの芽が出ます。
5~6センチくらいになったら間引いて株間をあけてやると、大きくなります。
間引いたものも、小さいですが食べられますよ。
・ルッコラ(ロケット)
病気にかかりにくいので育てやすいです。
イタリア料理やサラダなどによく使われるハーブです。
栄養も豊富ですよ。
・水菜
シャキシャキとした食感が魅力の野菜ですよね。
サラダや漬物、鍋など何にでも使いやすいです。
間引いてやると、1株が結構大きく育ちますよ。
・ラディッシュ(はつか大根)
ぷっくり丸いラディッシュに育てるために、芽が出たら間引いて株間をあけてやると良いです。
種まきから約1カ月程度で収穫できますが、収穫が遅れると実が割れたりするので気を付けてくださいね。
・パセリ
育てるのは難しくないですが、移植を嫌うので、途中で植え替えたりしないでくださいね。
外葉から収穫していくと、かなり長期間楽しめます。
収穫の時は、必要な分の茎の下の方をハサミで切ってやると良いです。
・コリアンダー(パクチー・香菜)
英語でコリアンダー、タイではパクチー、中国では香菜(シャンツァイ)と呼ばれるハーブですね。
独特な香りがあり、好き嫌いが分かれる植物でもありますね。
栄養豊富なので、お嫌いでなければ、ぜひ。
栽培の基本ポイント
プランターは深さ15センチ以上のものがおすすめです。
プランターの底には、鉢底石を敷いて排水性を確保してくださいね。
土は、市販の野菜の土がおすすめです。
自分で肥料を混ぜる手間もかからず、そのまま使えます。
水やりは、発芽までは土が乾かないように毎日、じょうろなどで優しく水をあげてください。
発芽後は、土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水をあげてください。
プランター栽培は、畑と比べて害虫が付きにくいですが、
絶対に付かないというわけではありません。
葉物野菜などは虫がつきやすいので、不織布や防虫ネットを使用すると安心ですよ。
長く収穫するコツ
ずらし蒔き
種まきの時に、全部一度に蒔くのではなく、1~2週間おきに少しずつ蒔くようにします。
そうする事によって、成長・収穫時期も1~2週間ずつずれるので、長く楽しめます。
かきとり収穫
リーフレタスやパセリなどは、株すべてを引っこ抜いてしまうのではなく、
外葉だけを摘み取るようにして収穫します。
株の中心を残しておくと、また新しい葉っぱが増えて、長く収穫できます。
間引き菜を活用
発芽後に株が混みあってきたら、本葉2~3枚の時点で間引いて株を減らします。
そうする事によって、残った株が大きく育ちます。
間引いた株は、サラダやみそ汁などに活用できます。
また、根っこごとうまく間引いた元気な株は、
別のプランターに植えると、うまくいけば大きく育ちます。
(移植を嫌うものや、株が弱っている場合など、失敗する事もあります…)
栽培環境を整える
暑い間は、直射日光が当たりすぎない場所へ、
涼しくなってきたら、日当たりが良く暖かい場所へ、
寒さが強まってきたら、壁際に寄せたり不織布で覆って保温してやるなど、
環境を整えてやる事で、長く楽しむ事ができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
プランターでの家庭菜園なら、プランター1つからでも気軽に始められて、
短期間で収穫して、食べて楽しむ事ができます。
自分で育てて食べるというのは、楽しいものですよ。
まずはプランター1つ。特に育てやすいリーフレタスやラディッシュから始めてみませんか?
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